鼻血

鼻血

何が起こっているの?

原因は鼻の中の血管が何らかの理由により傷つき、出血します。
鼻血は正しい止血法を行えば、通常数分で止血するものが一般的です。
のどに流れ込んだ血を飲み込むと少し時間が経過してから吐き気がでますので、口に血が流れ込んできたら吐き出すようにして下さい。


特にお子様の鼻血は日常的と言えます。


◎ お子様の鼻血の原因としては主に以下の病気が挙げられます。
  • アレルギー性鼻炎
  • 副鼻腔炎
  • 鼻風邪

などです。


これらの病気のために出血したり、鼻水や鼻のかゆみのため鼻をよくさわって鼻の粘膜を傷つけて出血したりします。


また特に成人では高血圧や肝臓病のために出血しやすいこともあります。
持病のために血液をさらさらにする抗凝固剤(ワーファリンなど)を服用中の方は、一度出血するとなかなか止まりません。


鼻血の出血部位はキーゼルバッハ部といって鼻の入り口からすぐの1cm程度の場所から出ることが最も多く、約8割以上の鼻血はここからの出血です。
なお、キーゼルバッハ部からの出血は自分で応急処置可能です。

◎ 右キーゼルバッハ部位からの出血

◎ 左キーゼルバッハ部位からの出血 撮影時も持続的に出血有り


軽症の場合の鼻血の止め方

1. 小鼻(鼻の外側のふくらみ)を親指と人差し指で強くつかみ圧迫する。

まずはティッシュなどを鼻につめないで止血処置を行って下さい。

小鼻より上方の鼻骨(骨のある硬い部分)や目頭をつまむのは間違いです。


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2. 椅子に腰を掛け、頭を軽く下げ(前にお辞儀をした格好)、安静にする。

上を向いては血を飲み込む恐れがあります。血を飲み込むと少し時間が経過してから吐き気がでてきます。


↓


3. 10分程度安静にし、様子を見る

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4.もしそれでも止まらない時は、ティッシュなどを鼻につめて1~3を同じように行ってください。

以上の事を行っても止血されない場合や鼻血を繰り返す場合は耳鼻咽喉科を受診してください。

どうやって治すの?

◎ 受診時は鼻出血が止まっている場合

鼻血の原因となっているアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、鼻風邪等を治療します。


◎ 受診時も鼻出血が続いている場合(圧迫止血でも止血されない場合)

電気焼灼により、鼻血が出ている場所を軽く焼くことで止血をします。痛み止めのガーゼをしばらく鼻に入れた後に軽く焼きますので、治療中の痛みについてはほとんど心配ありません。

クリニック概要

流山市 南流山駅より徒歩1分の耳鼻科

南流山ファミリー耳鼻咽喉科

住所

〒270-0163 千葉県流山市南流山2-4-3

電話番号

04-7150-8733

最寄駅

南流山駅より徒歩1分 (マルヤ南流山店向い)

診療内容

耳鼻咽喉科、小児耳鼻咽喉科、アレルギー科

診療時間表
平日 9:30 - 12:30 15:00 - 19:00
土曜 9:30 - 12:30 
休診日 土曜午後、日曜、祝日